厚労省宿舎200戸貸し出し 派遣村266人生活保護支給へ
こんなニュースが流れていますが、分かりにくいですよね。
まず、派遣村以外でも「住」を確保する動きが出始めたということ自体は良いニュースでしょう。
必要な人には生活保護をきちんと適用するという原則が曲がらないよう、こうした貸し出し制度があるから大丈夫じゃないかという変な運用がなされないよう、注意する必要はありますけれど。
後段の派遣村実行委員会からの要請というのは、現に住む住居がないということと生活保護を申請しなければ生きていけないということとの間に存在するギャップをどう埋めるかという問題といえるでしょう。
制度と現実とのギャップという話でもあります。
また、生活保護を申請した人であれば住居が確保できたかといえばそうとも言い切れません。
生活保護は居宅での保護を基本原則としていますが、家賃には上限額が定められていますし、転宅費用にも別途上限額が定められている中で、今回のようにたったの数日で、保証人が不要であるか保証会社による保証で入居ができる賃貸住宅(で自分が気に入るもの)を決定するというのは、現実には相当な困難が伴います。
特に、当面の住居費(賃貸住宅が決まるまでのホテルやドヤなどの費用)と今後継続するであろう住居費について、上限額をどのように解釈するのか、その費用がいつどのように支給されるのか、といった事項についての行政解釈が揺れに揺れたことも、現場の混乱に拍車をかけていると言わざるを得ません。
派遣村の人たちについては、申請時点に応じて、千代田・中央・大田・練馬など実施主体となる福祉事務所が分かれており、それぞれで解釈や運用が異なることも、大きな影響を与えています。
明日(もう今日ですね)12日には村民集会が開かれる予定となっていますが、今後どのように推移していくのか、もうひとつの山場を迎えようとしています。
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